慢性的な下痢や便秘が現れる病気ですが、腸の活動を制御している自律神経が、ストレスなどで不安定になって引き起こされる消化器の不調であり、腸の機能自体に問題があるわけではありません。
大きく分けると以下の3つのタイプに分類されます。
1)下痢型
ちょっとした不安や緊張がきっかけで腹痛と便意が起き、下痢が1日に何回も起こるタイプです。いつ便意を催すかわからない不安から、社会生活が困難になるケースもみられます。
2)便秘型
腹痛や腹部の不快感があり、トイレに行っても便が出ない場合が多く、出たとしてもコロコロした硬い便しか出ないタイプです。
3)繰り返し型
下痢が数日続いた後、次は便秘が数日続くといった症状を、交互に繰り返すタイプです。
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過敏性腸症候群の治療は、腸の機能には問題が無いことが多いため、基本的には人によって異なります。
下痢止め薬は下痢に有効ですが、病院でよく処方される抗けいれん薬は、誰にでも効果があるとは限りません。
情緒面の障害が原因であると確定した場合は、抗うつ薬や作用の軽い精神安定薬の処方、また心理療法などが行われます。
自律神経の乱れを引き起こすのは、精神的ストレスと分かっていても、自分でそれを取り除くのは容易なことではありません。
まず、自分の発症パターンを把握することから始めましょう。なかなか良くならない場合は、独りで悩まずに、最寄りの内科や心療内科に相談することをおすすめします。
また、ストレス以外にも、不規則な食生活や排便習慣・下剤の乱用・過労などから起こる場合もありますので、生活習慣を見直すことも必要と言えます。
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腸内に便が溜まると、腸の吸収力が弱まるとともに血液を生産する力も低下するため、一種の貧血状態が発生します。さらに便から発生する有害物質が血液の中へと入り込み、血液を濁らせていきます。
腸からの血液は肝臓へ送り込まれて、各栄養素の代謝や解毒作用などが行われますが、汚れた血液は肝臓に大きな負担をかけます。
血管の中を流れる血液の総量は、成人の場合、平均4〜6リットルですが、肝臓の機能が低下し、有害物質の排出作用がうまく行われなくなると、解毒されなかった有害物質は肝臓に溜まり、肝臓病のリスクを増大させます。
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